営業活動やマーケティング戦略を組織で行う上で、目標を設定して仕事を進めていくことが重要です。
「会社の利益アップのためになんでもいいから契約を取ってこい」というような目標では、内容が曖昧で社員1人1人がどのように行動すればいいのかわかりません。
KPIやKGIの指標を理解して、目標を設定することで効率的な仕事の進め方ができるようになります。
KPIとは
KPIとは「Key Performance Indicator」の頭文字を取った略名で、日本語に訳すと「重要業績評価指標」という意味です。
目標達成のために具体的なプロセスが必要になりますが、どの程度達成されているかを測る指標です。
例えば、「5年以内に売上1,000万円を目指す」という目標を立てたとすれば、どのようなプロセスを考えればよいでしょうか。
商品の単価を100円上げたり、顧客数を1万人から2万人に増やしたりといった具体的な目標が挙げられます。
KGIとは
KGIとは「Key Goal Indicator」の頭文字を取った略名で、日本語に訳すと「重要目標達成指標」という意味です。
組織やグループの最終目標がどの程度達成されているかを測る指標です。
先ほどの例で挙げた「5年以内に売上1,000万円を目指す」という大きな目標のことを指します。
2つの指標を設定するメリット
KPIやKGIを設定することで、様々なメリットがあります。
●目標を見える化にすることで、進捗状況がわかる
売上目標に対して、どのくらい近づいているのかということが見えます。
目標に近づいていくのがわかるので、仕事のモチベーションアップにも繋がります。
●成績が伸びない場合に目標の修正が可能
KPIを設定することで、必ず成果が出るわけではありません。
想定しているより数字の伸び率が悪い場合は、目標設定の変更や修正をすることで早めの対策を打つことができます。
●社員の行動が明確になり、効率アップに繋がる
組織やグループで業務を行う上で、仕事が重複していると非効率で目標達成を遅らせる要因になります。
複数の業務を抱えている場合、優先的にどの仕事を進めるのか明確になるところもKPIのメリットと言えます。
KPIやKGIの注意点
KPIとKGIの設定を行う上で、必ず数字にして目標を掲げないといけません。
KGIを「商品に対する顧客の満足度を上昇させる」という設定にすれば、満足度はどのくらい上昇させたら達成できるのかという具体性が見えなくなります。
顧客の満足度に対する捉え方も人によって様々であり、組織としての統一性が損なわれる可能性も出てきます。
まとめ
KPIやKGIの目標設定が高すぎたりすると、組織のモチベーション低下に影響してきます。
KGIの設定はやや高い方が、現実的で頑張ればできるという意識に繋がり達成感も大きいものになります。
KPI、KGIは感覚で決めずに、現在の状況や業界の動向をよく考えて適切な目標設定を立てることが理想的でしょう。
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