商工会議所とは、地域経済の発展のために活動している非営利団体です。
各都道府県の市や一定の地区ごとに、全国で515ヵ所の商工会議所が存在します。
経営に携わっている方や簿記やビジネス関係の検定試験を受けたことがある方は商工会議所に行ったことがあると思います。
商工会議所の活動内容や役割を知識として入れておくと役に立つかもしれません。
商工会議所の業務内容
商工会議所は法律のもとで運営されているので、業務内容はどの場所も同じです。
経営支援や融資
地域の中小企業に向けた経営支援を行っています。
新規事業に関する経営コンサルタントやマーケティングのアドバイス、資金調達の進め方など、企業の成長を支援するための取組みです。
商工会議所から指導を受けた企業は、日本政策金融公庫から無担保・保証人なしの融資を受けられることもできます。
産業振興
地域のまちづくりのための支援や文化・技術を守るための活動を行っています。
観光ナビゲーターとして観光客の集客を行い、地域による名産品を広める取組みもしています。
地域の原産品を海外に向けて安い関税で輸出できるように、取引を支援する活動もしています。
保険や福利のサービス
経営にあたって一番高いリスクが、顧客からの損害賠償です。
生産した商品や販売した製品に対して、賠償金や裁判費用の保険が受けられます。
個人情報の漏えいや休業補償などの制度も充実しています。
人材育成や人材確保
中小企業の新入社員から新任管理職に対しての講座や研修を行っています。
年間通じてのスケジュールがあり、人材育成に力を入れたい企業が参加しています。
検定試験やセミナーも実施しているので、個人の方も活用されています。
取引拡大支援
商工会議所の会員を集めた意見交換会などのイベントを開催しているので、事業提携や販路の拡大を目的として利用されている方が多いです。
商工会議所が中小企業の会員の意見を集約して国に要望や意見を出すこともあるので、地域企業の中心として成り立っています。
会員に加入すると
商工会議所の非会員でも経営に関する相談を受けることができますが、会員限定のサービスも充実しています。
先ほども紹介したように、損害賠償に対する補償や自身が病気や怪我をした際の保険などのサービスが受けられるのは会員です。
商談会や展示会の参加資格もあるので、会員が受けられる恩恵は大きいです。
商工会とは
商工会議所と商工会は似たような名称ですが、活動内容は違います。
商工会法という法律もあり根底から違うところが大きいですが、商工会は小規模事業者の支援を目的に活動しています。
商工会議所の規模とは一回り小さくなっているようなイメージですが、会員の加入率が高くてなくてはならない団体です。
まとめ
商工会議所は地域経済活動の発展を支援しており、経営に携わっている人の全員が関係している団体の一つです。
会員にならなくても利用するメリットは大いにあるので、近くの商工会議所を調べてみてはいかがでしょうか。
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